>>「力学」の平原
まずは力学分野の全体を眺めて歩き回りましょう。
3つのチュートリアルの2番目です。
力学ぶらり旅(その1)をクリア後、自動的に始まります。
先ほどのぶらり旅ではニュートンの運動方程式が全てだと学びました。 しかし本当にそれだけでしょうか。
力学には「エネルギー」や「運動量」や「角運動量」などの大切な概念が出てきます。 そしてそれらを使って考えた方がずっと楽に問題が解けるということも多くあります。
実はそれらの概念はすべてニュートンの運動方程式だけから導けてしまいます。 今それをやるのは少し大変なので、後で一つずつゆっくり取り組むことにしましょう。 特に角運動量の話は 3 次元空間での運動を考える必要が出てきますので後回しになることが多いです。
初めのうちは説明を楽にするために物体の位置を \( x \) だけで表しますが、 平面内での動きや空間内での動きまで考えようとすると 物体の位置を \( (x,y,z) \) のような組み合わせで表す必要が出てきます。
力の向きも 3 つの成分を使って表すことが必要になってきます。 場合によっては、デカルト座標で表すよりも極座標などを使って表したほうが計算がずっと楽になることもあります。 そのような計算テクニックもあとでゆっくり学ぶことにしましょう。
今、座標の話が出ましたが、座標とは何かというのを考えることも重要になってきます。 物体の位置は座標を頼りにして決めているわけですが、その座標は誰から見た視点なのかということを考えます。 動いている人が、止まっているのは自分の方だと主張することも出来てしまい、 その人から見れば周りの物体のほうが動いているわけです。
それぞれ違った視点で物体の運動を見る時、それぞれが見る運動の間にどんな関係が言えるのかということもあとでゆっくり考えることにしましょう。
この座標の話は「運動の3法則」とも関連してきます。 「運動の3法則」は教科書で真っ先に学ぶことが多いですが、 座標の意味まで学んだ後でようやくその意味がはっきり見えてきますから、 あとからもう一度戻る必要があるかも知れません。
(要編集:ヒントが載っている魔導書ページへのリンク、記載されているページ数など)