>>「量子場」の城塞
いよいよ量子場の要塞の心臓部に到達しました。
プレイヤーはここで量子場の真髄に触れ、理論の可能性と限界を知るでしょう。
このステージをクリアしたプレイヤーの目には世界は全く違って見えるでしょう。
(要編集)
(要編集:あらかじめクリアしておくべき他のクエストなど)
無限大は人の手には負えません。
発散を制御する術を学びましょう。
質量を計算してみると発散しているように見えます。どうしてでしょうか?
ここで発想の転換をします。計算結果(物理的質量)は発散していない、実はラグランジアンの中のパラメータが逆符号に発散していて、発散をキャンセルするのだ---というのがくりこみのアイディアです。
ラグランジアンを物理的な場+相互作用項(相殺項)の形に書き直します。次数を意識しながら発散をキャンセルさせるように相殺項をきめましょう。
プレイヤーはくりこみのスケールを変えていくと無数の理論がつくれることに気がつきました。
これは何を意味するのでしょうか? そして理論はどこに向かうのでしょうか?
くりこみスケールとは、そのスケールにおいて有効理論をつくっているのに相当します。
くりこみスケールを変えると理論はどのように変わっていくかを追うのがくりこみ群方程式です。
理論の性質や相転移を調べるのに役立ちます。
運動量にカットオフを入れます。
より低エネルギーの有効理論をつくり、質量や結合定数などパラメーターが変化していく様子を体感できます。
時空を格子状にきります(格子正則化)。
解像度を粗くしていき(粗視化)、質量や結合定数などパラメーターが変化していく様子を体感できます。
実空間か運動量空間かの違いだけで、やっていることは原理的にWilsonと同じです。
発散の次数のカウント方法を会得します。
どのような理論が可能なのでしょうか?重力は?
プレイヤーはここで場の理論の限界を知るでしょう。
(要編集:つまづきやすいポイントや回避方法など)
(要編集:ヒントが載っている魔導書ページへのリンク、記載されているページ数など)